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ガーディアンについて1⃣

“ガーディアン”というのは聞きなれない言葉だと思いますが、未成年者がアメリカ留学する際に極めて重要な役割を持ちます。

 

英語で検索すると、

1: someone or something that guards. 

2: someone who has the care of the person or property of another

 

日本語で検索すると、

守護者・保護者・後見人という意味を持つ英単語。

 

ガーディアンとは、アメリカ国内に移住しない未成年の留学者の親の代わりにアメリカ国内での“後見人”となる人です。これは法律で定められています。入学する学校、ビザ申請、現地での生活において全てに必要になるのがガーディアンです。ガーディアンがいなければ留学ができません。

 

「それは正規留学だけの話でしょ?」

 

違います。

留学の種類や期間、ビザが必要かどうかは関係ありません。未成年者が単身で渡米しアメリカのプログラムに参加する際に絶対的に必要になります。ということは、サマーキャンプなどの季節ごとに行われるキャンプ、スポーツキャンプなど短期間で行われる滞在に関しても同様です。

必要がないケースは、親御さんが一緒に渡米される“親子留学”のみです。

法律上だけでなく、現地での生活においても重要なガーディアンの役割を書き出してみましょう。

 

1⃣安全と安心の提供

未成年が異国の地で生活する際、何よりも重要なのは安全です。ガーディアンは留学生の健康や安全を監督し、緊急時には迅速に対応し解決を図ります。日常生活におけるトラブルや問題が発生した場合も同じです。これにより、留学生本人だけでなく、その家族も安心して留学を見守ることができます。

 

2⃣生活サポート

ガーディアンは留学生が新しい環境にスムーズに適応できるようサポートします。例えば、学校生活のサポートやホームステイ先とのコミュニケーション、日常生活での問題解決など、留学生が困らないように支援します。ガーディアンがいることで、留学生は学業に集中できる環境が整います。

 

3⃣学業サポート

ガーディアンは留学生の学業の進捗を定期的に確認し、必要に応じて学校との連絡や調整を行います。学習における問題点を早期に発見し、必要なサポートを提供することで、留学生が学業において最大限の成果を上げることができます。

 

4⃣文化適応

異文化での生活は未成年にとって大きな挑戦です。ガーディアンは、留学生が文化の違いに適応できるように助け、異文化理解を深めるサポートを行います。これにより、留学生は多様な文化に対する柔軟性と適応力を身につけることができます。

 

5⃣保護者様との連携

異ガーディアンは留学生の保護者と密に連絡を取り合い、留学生の状況を定期的に報告します。これにより、保護者は離れていても子どもの状況を把握でき、安心感を得ることができます。また、留学生にとっても、家族と常に繋がっているという安心感が得られます。

このように留学において非常に重要なガーディアン。

 

では、どのように決められるのでしょうか?

 

ガーディアンはアメリカ国内に住んでいる成人に限られますので、一般的に2通りの選択肢があります。

1、ホストファミリー内のどなたか(通常はホストマザー)

2、現地エージェント

 

ケース1のホストファミリーがガーディアンになる場合、ガーディアンの役割として学校とのやり取りも発生しますので、それに比例して受け取る謝礼金も上がります。ですので、これを引き受けるホストファミリーは少なくないです。

ケース2になるのは、現地エージェント社内のどなたかが担当します。

 

一見何も問題がないように思われるかもしれません。

しかし、問題な点があります。

それは、、

 

「日本にいる留学生の保護者が、ガーディアンと直接連絡が取れない」

ことです。

 

日本のエージェントを通して留学した場合、ガーディアンと直接連絡が取り合えません。ガーディアンだけでなく、現地で実際にお子様のサポートをしている現地エージェントとすら直接お話ができないのです。子を持つ親として、私はここに非常に違和感を感じています。

 

 

留学したお子さんが現地でトラブルに巻き込まれた場合。

まず連絡するのはホストマザーです。ホストマザーとの意思疎通が難しい場合、現地エージェントに連絡をします。そして現地エージェントが日本のエージェントに連絡。やっと保護者へと伝わります。

 

今の時代はネットも普及しているので、お子様が保護者に直接連絡をいれるケースもあります。

以前にこのようなことがありました。

私がサポートしているお子様の学校の友人が、現地エージェントにホストファミリーとのトラブルを報告しました。しかしなかなか対処してくれないので、親に直接連絡。

保護者様は日本のエージェントに連絡→日本のエージェントが現地エージェントに連絡。

すると現地エージェントはその留学生に対して、

「どうして私に言わないの?私があなたのアメリカでの親なのよ!これからは問題があっても日本の親には相談せずに私に言ってください。」

 

この現地エージェントは、恐らく日本のエージェントに注意を受けてカッとなってこのようなことを言ったんだと思います。

その後彼女は悩み事があると現地エージェントにも相談できず、親にも相談できず、私に話してくるようになりましたw

 

留学とはキラキラしたことばかりではありません。でも悩み事を聞いてくれる存在があることで乗り越えることができます。それだけガーディアンは留学において重要なポジションなのです。

 

では上記のことを踏まえてドリームゲートではどのようにガーディアンが決まり、留学前&現地サポートしているか、次回ご説明します。

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